【日本未公開作】中国映画「黄金大劫案（Huang jin da jie an）」(2012)

作品概要

題名	黄金大劫案（Huang jin da jie an） （英題：Guns and Roses）
公開日	2012/4/23（中国）
製作国	中国
言語	中国語
上映時間	108分
ジャンル	ドラマ

スタッフ

監督	ニン・ハオ（寧浩）
制作総指揮	ミング・リー（李明） ジャン・イーバイ（张一白） アイビー・ゾン
製作	ニン・ハオ（寧浩）
脚本	シン・アイナ（邢爱娜） ユエ・シャオジュン（岳小军） ホー・ルイルイ（何瑞睿） ワン・ホンウェイ（王红卫） ジェン・シャオヤン（郑晓阳） ジェームス・ユエン（阮世生）
音楽	ジャン・ヨンジュン ネイサン・ワン（王宗贤）
撮影	チャオ・フェイ（赵非）
編集	チュン・カーファイ（张嘉辉）

キャスト

俳優	役名
レイ・ジャーイン（雷佳音）	小東北
タオ・ホン（陶虹）	芳蝶
チェン・ユエンユエン（程媛媛）	顾茜茜
グォ・タオ（郭濤）	疯爹
ホアン・ボー（黄渤）	接头兄弟

あらすじ

1930年代、満州の北東。
ろくでなしの小東北は留置場で奪った上着がきっかけで、強盗集団「救国会」の存在を知る。
お金欲しさから彼らに加担した小東北は、日本がイタリアの武器を購入するのに使われる8トンの金を盗む計画に参加することになる。

評価

Rotten Tomatoes	一般：56/100 批評家：?/100（評価なし）
IMDB	5.9/10

コメント

2012年の中国映画です。
あらすじを見ての通り、1930年代とはいえ、日本を敵として描いた作品となっています。
内容的に殺したり殺されたりの描写もあり、そこら辺が日本の未公開につながったのではないでしょうか。
ちなみに、作中に登場する悪役の関東軍特務・鳥山大佐は山崎敬一という日本人俳優が演じています。
結構な奇人変人として描かれているよう。

作品の評価は、上の項目を見ても分かるようにイマイチ。
内容がごちゃついている上に、終盤にはほとんどの登場人物が死んでしまうという見た後の「ナンジャコリャ」感がこうした評価につながっていたようです。

監督は、ニン・ハオ。
『モンゴリアン・ピンポン』(2005)や『クレイジー・ストーン 〜翡翠狂騒曲〜』(2006)といった、コメディ系統の作品で知られる監督です。
本作でもそうしたコメディ要素は取り入れられており、ニン・ハオ監督らしさはあるようです。

主演は、レイ・ジャーイン。
本作が出世作となっており、初主演を果たしたこの年（2012年）以降、毎年のように映画あるいはドラマに出演しています。
2020年も既に2本の映画と1本のドラマに出演が決定しており、彼にとってはかなり重要な作品であったと言えます。

レビューなどを見ていると、割と癖の強い作品となっているようです。
とはいえ、俗にいうポップコーンムービーであるため、見るのが苦になることはないようでした。