【ほぼ日本未公開作】ハンガリー映画「Delta」(2008)

作品概要

題名	Delta（邦題：デルタ）
公開日	2008/9/11（ハンガリー） 2008/11/30（日本）
製作国	ハンガリー ドイツ
言語	ハンガリー語
上映時間	92分
ジャンル	ドラマ

スタッフ

監督	コーネル・ムンドルッツォ
製作	フィリップ・ボーバー ヴィクトリア・ペトラニ
脚本	イヴェット・ビロ コーネル・ムンドルッツォ
音楽	フェリクス・ライコー
撮影	マティアス・エルデリー
編集	ダーヴィド・ヤンチョー

キャスト

俳優	役名
フェリクス・ライコー	ミハイル（作中名前なし）
オルシ・トート	ファウナ（妹）
リリ・モノリ	母
サンドール・ガスパール	母の夫

あらすじ

ミハイルは数年ぶりに、ドナウ川のデルタ（三角州）地帯に位置する実家へと帰郷した。
そこで母と再会し、継父、妹ファウナと初めて対面する。
しかし、継父とソリの合わないミハイルは、亡き実父が過去に使っていた小さな釣り小屋に移動する。
しかし、そこへファウナも着いてきたことから、二人は一線を越えた関係に発展してしまう。

評価

サイト	評価
Rotten Tomatoes	一般：44/100 批評家：70/100
IMDB	6.4/10
Metacritic	一般：2.2/10 メタスコア(批評家比重含む)：61/100

コメント

2008年のハンガリーとドイツによる合作映画です。
日本では「第8回東京フィルメックス映画祭(2008)」のクロージング作品として、1度だけ上映されました。
ただ、DVD化等はされていないようで、現状日本語で見る方法はないようです。
内容についてですが、近親相姦ものらしくなかなかに過激。日本での公開が少ないのもそれが理由なのでしょうか？

監督は、コーネル・ムンドルッツォ。
この作品の後に『ホワイト・ゴッド　少女と犬の狂詩曲（ラプソディ）』(2015)、『ジュピターズ・ムーン』(2018)など、ユニークな作品を手掛けています。
日本でもミニシアター系列で公開されるくらいには有名になったことを考えると、東京フィルメックスの先見性は凄いです。
また、ムンドルッツォ監督は上記2作を"信頼”について描く3部作の内の2作品として銘打っており、いずれかDNAを受け継いだ3作目も作られる予定となっています。
その際に、彼の過去監督作をリリースすることがあると嬉しいですね。