【日本未公開作】ドイツ映画「The Poll Diaries」(2010)
作品概要
題名 | The Poll Diaries |
公開日 | 2010/9/16(カナダ)2010/12/17(エストニア) |
製作国 | ドイツオーストリアエストニア |
言語 | ドイツ語エストニア語フランス語ロシア語 |
上映時間 | 129分 |
ジャンル | ドラマ |
スタッフ
監督 | クリス・クラウス |
製作 | アレクサンドラ・コルデスメイケ・コルデス |
脚本 | クリス・クラウスオダ・シェーファー |
音楽 | アネッテ・フォックス |
撮影 | ダニエラ・ナップ |
編集 | ユタ・シュミット |
キャスト
俳優 | 役名 |
---|---|
ポーラ・ビール | オダ・フォン・シーリング |
エトガー・ゼルゲ | エボ・フォン・シーリング |
タンベット・トゥイスク | シュナップス |
ジャネット・ハイン | ミラ・フォン・シーリング |
あらすじ
1914年の夏、14歳のオダ・フォン・シーリングはベルリンを離れ、バルト海沿岸の祖先の家へと引っ越す。彼女の母親は引っ越す前になくなっており、オダは外科医の父親エボと共に生きることを受け入れていた。
そんなある日、オダは負傷したエストニア人アナキストを見つける。
彼女はそのエストニア人を父の研究室で匿い、ケガの治療を施した。
しかし戦争により、エストニア人はドイツ人、ロシア人との共存は難しい状況であった。
評価
Rotten Tomatoes | 一般:74/100批評家:?/100(評価なし) |
IMDB | 6.9/10 |
コメント
2010年制作のドイツ・オーストリア・エストニアの合作映画です。内容は、第一次大戦の余波がある中、エストニア人と遭遇したドイツ人の少女の姿を描くという、最近の作品だと『ジョジョ・ラビット』を彷彿とさせるような内容です。
ただ、当然ながら作風はシリアス。
少女の父親が解剖医ということもあってグロい描写もあるようです。
話の中心は、戦争ではなく少女の成長であるため、あくまでジャンルはドラマとなります。
監督は、クリス・クラウス。
日本では『4分間のピアニスト』(2007)や『ブルーム・オブ・イエスタディ』(2017)で名を知られる監督です。
本作はそんな2作品の間に制作された作品。
人種を越えた関係というのは『ブルーム・オブ・イエスタディ』でも見られており、少なからず本作の影響はあったものと思われます。
主演は、ポーラ・ビール。
日本では『婚約者の友人』(2016)や『未来を乗り換えた男』(2018)でヒロイン役を務めるなど活躍をしています。
1995年生まれで、本作の出演時には15歳でした。
とはいえ、その歳で主演を務めたのですから才能は確かなのでしょう。
こうして見ると、監督、俳優共に力のある人で内容も申し分のない作品。
ぜひ、いずれか日本でリリースしてもらいたいですね。