【日本未公開作】カナダ映画「The Dirties」(2013)
作品概要
題名 | The Dirties |
公開日 | 2013/7/21(カナダ)(ファンタジア国際映画祭)2014/6/6(アイルランド) |
製作国 | カナダ |
言語 | 英語 |
上映時間 | 83分 |
ジャンル | クライム、ドラマ |
スタッフ
監督 | マット・ジョンソン |
制作総指揮 | アリソン・アーノットステップ・ジョンソン |
製作 | マット・ジョンソンマシュー・ミラーエバン・モーガンジャリッド・ラーブ |
脚本 | ジョッシュ・ボールズマット・ジョンソンマシュー・ミラーエバン・モーガン |
音楽 | ジェイ・マッカロール |
撮影 | ジャリッド・ラーブ |
編集 | マット・ジョンソンエバン・モーガン |
キャスト
俳優 | 役名 |
---|---|
マット・ジョンソン | マット |
オーウェン・ウィリアムズ | オーウェン |
あらすじ
マットとオーウェンの二人は、いじめを受ける高校生が主犯者たちへ復讐をするコメディ映画「ダーティーズ」を製作し始めた。パロディや過剰な表現などを取り入れたジョーク作品を制作した二人であったが、やがてイジメが無視できない深刻な問題であることを理解する。
評価
Rotten Tomatoes | 一般:75/100批評家:81/100 |
IMDB | 6.9/10 |
Metacritic | 一般:7.0/10メタスコア(批評家比重含む):65/100 |
コメント
2013年制作のカナダ映画です。イジメについてをジョーク映画として撮影するエンタメ性と、真面目にイジメについて考え始めるドラマ性の融合は、センセーショナルな内容だと言えるでしょう。
映像にしてもイジメの現場を盗撮したかのようなアングルを取り入れているようで、よりイジメの実態にフォーカスしています。
また、俳優のファーストネーム=役名となっている辺りからも、ただの作成物ではなく現実にも目を向けさせるように意識しているのではないでしょうか。
こうした点を踏まえると、半リアルドキュメンタリーのような様相になっており、その斬新さが高評価に表れていますね。
監督、脚本、主演、編集を兼任したのが、マット・ジョンソン(Matt Johnson)です。
Matではなく、Mattなのが特徴。
1985年生まれで2020年現在は34歳。『The Dirties』制作時には28歳であったことを考えると、その多彩な才能は驚異のものです。
本作は、マット・ジョンソンによる長編監督作1作目となっており、この後には長編映画2作目『Operation Avalanche』(2016)を製作しています。
内容は、アポロ11号による月面着陸が失敗に終わりそうなのを予見したCIAがNASAに依頼し、捏造ビデオを製作することを目論むというものです。ルパート・グリント主演作『ムーン・ウォーカーズ』みたいな内容ですね。(あちらはとてもつまらないですが)
こちらは、日本でもNetflixにて『アバランチ作戦』として公開されていました。
ただし、現状(2020/5)は配信終了になってしまったのか見れなくなっています。(2020年2月初めまでは見れていたようです)
DVDもありませんし、復活が待たれますね。
その際には『The Dirties』も公開してもらいたいものです。